あこがれの風景がここに。丘の町美瑛の撮影ポイント

2017年12月2日

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北海道観光の目玉となる地区の一つが美瑛・富良野というのに異論はないと思います。他の地域にはない独特の素晴らしい風景の広がるところです。

6月から8月ぐらいが恐らく観光目的では一番の見頃となる時期で、広大な丘の風景や、広い面積にたくさんの花が咲き乱れる観光農園などもあり、見所には事欠きません。

今回は写真を撮影する場所としてもとても魅力的な地域である、美瑛周辺をご紹介します。

・大雪連峰十勝岳の麓に広がる盆地

美瑛は大雪連峰の中の活火山、十勝岳の麓にある町です。

かつては雪の残る時期に十勝岳が噴火したことで大規模な泥流が発生し、甚大な被害を被った地域でもあります。いまでも、美瑛川の流域では泥流被害に対応するための砂防ダムの工事などが続けられています。

美瑛の地形の特徴はなだらかな丘の風景が続くことで、この地形が美瑛ならではの美しい風景をもたらしています。

美瑛は農業も盛んな地域で畑作が行なわれていますが、そちらの観点では丘を崩してしまって平らな農地を作る方が色々な点でずっと効率的です。ですが、丘の風景の観光資源としての意味を農家の方々も理解されていて、丘をそのまま残す努力をされています。

農作物の作付けの工夫で、彩りが毎年のように変わっていくのも特徴です。

・丘の風景なら新栄の丘公園

美瑛の丘の風景を堪能したいのなら、まずオススメしたいのはまさに丘のど真ん中にある「新栄の丘公園」です。丘の高まったところに十分な広さの駐車場を備えた公園となっていて、十勝岳などをバックにした美瑛の丘の美しい風景を楽しむことが出来ます。

駐車場に止まっているクルマがすべてエンジンを止めてくれれば、風の音しか聞こえなくなるような、とても雰囲気の良い場所でもあります。

・四季彩の丘

こちらは観光農園的な施設ですが、基本入場料は無料となっています(寄付歓迎)。何ヘクタールにもわたる広い土地に様々な花が植えられていて、ほとんどの季節、いつ訪れても何らかの花に出会える場所になっています。

お花畑はうまく丘の起伏のある斜面に作られていますので、平らなところにあるお花畑よりも写真写りが抜群に良くなっています。また、この場所からも十勝岳方面が綺麗に開けていて、花の風景と山をうまく組み合わせた写真も狙えるようになっています。

ちなみに、小規模ですがアルパカ牧場も併設されています。こちらは入場料がかかりますが、そちらを楽しみたい方も出向かれても良いかもしれません。

園内はかなり広いので全部を歩いて回るのはそれなりにいい運動になりますが、中をぐるりと一周してくれる農業用トラクターが引っ張るトロッコ列車的な有料のサービスがありますので、こちらを利用するのも手です。

・青い池

最近知名度がグンと上がっているのがこちらの青い池です。

上でも触れました泥流対策の砂防ダムの工事現場に偶然出来た池に温泉成分が流れ込んだ影響で、阿寒湖の近くのオンネトーや福島県の五色沼のように、不自然なぐらいに青い色合いをみることが出来る池になっています。

名前にも池とあるとおりに規模は小さめで水深も浅いので、色の具合もちょっと独特です。また、前後の雨の降り具合や当日の天気の具合により、行く度に見える色合いが変わります。

美瑛の町からも比較的近く、アクセスも上々の場所となっています。

また、青い池の奥にはブルーリバーとも呼ばれる美瑛川が流れています。美瑛川にも温泉成分が流れ込んでいますので、こちらの川の色合いもかなり青くなっています。こちらも合わせてご覧になると良いと思います。

・アクセス

美瑛・富良野は札幌からですとちょっと距離が離れていて、移動時間を食われるのが難点と言えば難点です。北海道では公共交通機関があまりあてになりませんので、ツアーバスかレンタカーを借りて移動するのがオススメです。

札幌からは道央自動車道を利用して旭川まで行ってしまい旭山動物園と一緒に回るか、滝川ICで高速から下りて富良野を経由して美瑛に行くか、どちらかのコースが移動の効率が良くなると思います。

美瑛の駅前や丘の風景に近い美馬牛(びばうし)の駅前でレンタルサイクルを借りることも出来ますが、借りる際には絶対に電動アシスト付き自転車にしてください。アップダウンはそれなりに激しくなっていますので、アシストなしの自転車で普通の人がまともに走り回ることはまず不可能ですので。

ちなみに、摩周湖・知床などの道東や、函館の道南などとまとめて美瑛を訪れるのはオススメしません。たっぷり2週間とか行程に余裕がある場合は別ですが、移動だけで疲れ果ててしまう可能性が高くなります。