パナソニックのハイエンドミラーレス一眼LUMIX GH5登場

2017年12月2日

Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5 ボディ ブラック DC-GH5-K

パナソニックのミラーレス一眼にもプロの使用を意識したラインがあります。それがGHシリーズです。

が、ネーミングが一般ユーザー向けのGシリーズなどと似ているせいか、あまり静止画撮影の機能を前面に出して訴えず動画撮影機能が強調されるせいなのか、高性能なデジタルカメラとしての認知度がもう一つ高まっていないような気もします。

今回は、パナソニックの新しいフラッグシップ機、LUMIX GH5を取り上げてみます。

まずはスペックから

パナソニックのミラーレス一眼は、フォーサーズ規格のセンサーを搭載するマイクロフォーサーズ機です。

レンズマウントはオープンな規格となっていて、同じマイクロフォーサーズ規格に則るレンズならば、他社製品も基本的にすべての機能を問題なく利用可能な互換性があります。

GH5のイメージセンサーは新型の有効画素数が2,030万画素のもの。

他のミラーレス一眼を作るメーカーがオートフォーカスの性能を求めて、センサー上に距離測定用の画素を作り込む中、パナソニックだけは位相差画素に頼らないコントラスト検出ベースのオートフォーカスで頑張っています。

独自のアルゴリズム「空間認識AF」で、位相差画素を使うオートフォーカスに負けない速度と動体追従性を実現しているところは、素直にすごい技術だと思います。

伝統的にパナソニックのデジタルカメラは動画記録に強いのですが、GH5もその例に漏れません。ミラーレス一眼としては初めて4k動画の60P記録に対応しました。

また、色情報のより多い10bitのカラーサンプリングによる4k30P動画の撮影にも対応します。

ビデオカメラとしても非常に高い水準の機能を実現するところが特徴です。

動画的に連続して撮影したデータから1コマを取り出す「4Kフォト」では、約800万画素で毎秒60コマの撮影が可能です。さらにGH5ではより解像度の高い「6Kフォト」約1,800万画素を毎秒30コマ撮影可能にしています。

フル画素でメカシャッター連動時には、ピント位置固定で毎秒12コマ、AF連動で毎秒9コマの高速撮影が可能です。

ストレージは高速規格のUHS-II対応のSDカードスロットが二つと、こちらも抜かりがありません。

EVFは1,280 x 960ドット相当の約369万画素の有機ELパネルを採用。背面の液晶モニタは屋外での視認性を高めたRGB+W画素構成の162万画素のものを搭載します。

強力な手振れ補正機能も

最近のボディー内手振れ補正機能を持つカメラでは、レンズ側の光学式手振れ補正機能とボディー側の手振れ補正機能を一緒に動かして、手振れの補正能力を引き上げるのがトレンドとなっています。

GH5でもこの機能を搭載していて「Dual I.S.2」と名付けています。

光学式手振れ補正だけでは補正しきれない画面の回転方向のブレも打ち消せるなど、メリットの多い方式です。

魅力的なレンズも

パナソニックでは積極的に、ライカブランドの名前を打ち出すレンズをたくさんリリースしています。

その名に恥じぬ非常に高性能なレンズも多く、レンズ面での魅力も高まっています。

また、パナソニックは大手カメラメーカー以上にレンズの「ブランドイメージ」にこだわる面白い商品展開を行なうメーカーでもあります。

35mmフルサイズのポートレイト用レンズの代表格は85mmクラスのレンズですが、フォーサーズでの換算倍率を考慮すると実焦点距離は「42.5mm」になります。パナソニックは実際に焦点距離42.5mmのレンズを作って、小数点以下までキッチリ85mmに合わせるレンズの展開まで行なっています。

実際には、フォーサーズ規格のイメージセンサーは縦横比が3:4、35mmフルサイズなどのセンサーは縦横比が2:3ですから、換算焦点距離を合わせても厳密に同じ構成の画面になることはないのです。

この部分ではむしろ35mmフルサイズ機を作るメーカーの方が、色々な部分で既存の枠にこだわらないレンズを作り続ける中、ちょっと面白いパナソニックのこだわりの部分です。

また、マイクロフォーサーズ規格にはオリンパス製ほか非常に優秀なレンズがありますので、それらを活用できることもこのカメラの強みとなるでしょう。