キヤノン1型センサーエントリー機をバージョンアップ。PowerShot G9 X Mark II登場

2017年12月2日

Canon コンパクトデジタルカメラ DIGIC7搭載 1.0型センサー PSG9X MARKII(SL)

キヤノンはソニーと並び、1型センサー搭載の高級コンデジを積極的に展開するメーカーです。

今やすっかりキヤノンのコンパクトデジカメの主力製品となっていて、PowerShot G3X、G5X、G7X MarkII、G9X MarkIIの4ラインを展開しています。

このキヤノンの1型センサー搭載コンデジ艦隊のエントリー機を務めるのが今回取り上げる、PowerShot G9X MarkIIになります。

一番サイズも小さく、大型センサーを搭載しているとは思えない小ささながら、しっかりとスマートフォンのカメラとは違う写真が撮れるところがウリになりますね。

今回は、キヤノンの新型コンデジPowerShot G9 X MarkIIを取り上げます。

スペック等はほぼ初号機からのキャリーオーバー

実のところPowerShot G9 X MarkIIは初代から多くのスペックがそのまま引き継がれた形になります。

イメージセンサーは先代と同じ、1型の約2,010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。レンズも先代からのキャリーオーバーで、35mm換算28-84mm相当になる約3倍のズームレンズを載せています。

最近のコンパクトデジカメの流れとしては広角側がちょっと寂しい感じもありますが、実用性の高いスペックを薄いボディーに詰め込んでいます。

本体のサイズ、デザイン、重量なども先代とほぼ一緒ですが、映像エンジンがキヤノンの最新のものに代替わりしました。

キヤノンの最新映像エンジンであるDIGIC 7では、画像処理の際に参照するデータ量を大幅に増やすことで、高感度時などのノイズ感を大幅に軽減しています。

解像感を残しつつノイズを目立ちにくくすることで、キヤノンは高感度では約1段分ノイズ感を軽減できているとしています。

新アルゴリズムの手振れ補正も

DIGIC 7の採用により、新アルゴリズムでの手振れ補正も利用可能になりました。

加速度やジャイロなどのセンサーからの情報に加え、イメージセンサーからの情報も加味することで、手振れ補正能力をより高めてきています。

静止画撮影時には約3.5段分の補正効果を実現。動画撮影時の周波数の低いゆっくりした揺れも補正可能としています。

また、やはり新映像エンジンの搭載により、回折現象による解像感の低下も低減出来るようになりました。

とにかく小さい

1型センサー搭載コンデジとしては、恐らく各メーカーの全機種を入れても、最小・最軽量クラスのカメラがPowerShot G9 X MarkIIだと思います。

1型センサー搭載機が一般化する前の1/1.7型センサー搭載型の高級コンデジ並か、より小さく軽いボディを実現しているところがこのカメラの凄さで強みでしょう。

1型センサーであればボケを作画に活かせるなど、明らかにスマートフォンとは違う写真を撮影可能です。スマートフォンからのステップアップにも適したカメラと言えます。

また、その小ささからいつでも持ち歩ける気軽さは大きな武器になってくれるでしょう。より本格的なデジタル一眼レフなどのユーザーのサブカメラにも楽しい一台になりそうです。

メーカーの意地?コンデジでもフルラインアップを維持するキヤノン

2017年もキヤノンはほぼフルラインアップで新製品を投入してきました。

小型センサーを搭載する普及型コンデジでもIXYシリーズを更新。比較的手頃な高倍率ズーム搭載機もしっかりと更新をかけてきました。

小型センサー搭載デジカメが売れにくくなっている中、シェアトップを争うカメラメーカーとしての意地を見るような気がします。

先がもうひとつ不透明な感のあるデジタルカメラ市場ですが、キヤノンも含め、メーカーの動きをまた注目した方がいい時期かもしれませんね。