実はライバルは身内?キヤノンEOS 6D MarkII発表

2017年12月2日

キヤノン CANON EOS 6D Mark II(WG)【ボディ(レンズ別売)】/デジタル一眼レフカメラ

EOS 5D MarkIVが発売されたとき、すごく高くなっちゃったなぁ、と感じた方もいらっしゃったと思います。スタート時点ではボディーのみ40万円近い価格になって、従来のEOS 5Dの路線からは少し変化してきたように思われました。

最初にEOS 5Dが35mmフルサイズ機として登場したときには、誰でも手にできる可能性のある35mmフルサイズ機でしたが、MarkIVになってちょっと遠い存在になった感がありました。

そしてそのEOS 5D MarkIVの価格を見たときに、EOS 6D MarkIIの登場を予想した方も多かったでしょう。

というわけで、もしかしたら「満を持して」キヤノンの35mmフルサイズ機のエントリーモデルEOS 6D MarkIIが登場します。

35mmフルサイズ機としては小型・軽量なボディーを継承しつつ、大幅なスペックアップを図ってきました。

今回は、キヤノンの新35mmフルサイズデジタル一眼レフ、EOS 6D MarkIIをご紹介します。

なんとイメージセンサーは新造

EOS 6D MarkIIの紹介記事を読んで一番驚いたのはここです。なんと、イメージセンサーを新造してきました。

デュアルピクセル構造を持つオリジナルのCMOSセンサーで、画素数は約2,620画素。EOS 5D MarkIIIを超える画素数を実装してきました。

映像エンジンには最新のDIGIC 7を搭載。新センサーと新映像エンジンが相まって、ISO感度は常用最高ISO40000を実現しています。

連写速度も従来機から大幅にスペックアップして、毎秒6.5コマに。

AFセンサーは恐らくEOS 80Dのものと同等の45点センサーを採用して、オートフォーカス時の自由度を大きく向上させています。

さらに新たにバリアングル液晶を採用。デュアルピクセルAFとも合わせライブビュー撮影時の自由度が大きく向上しています。

光学ファインダーは残念ながら視野率100%とはならず、98%止まり。この部分は明確にEOS 5D MarkIVとの差別化を図っているようです。

色々中身がスペックアップしているにもかかわらず、重量は5gの増加に抑えているところもすごいです。バリアングル液晶のメカがそれなりに大きく重量もあるはずなのですが。

新製品発表に合わせてカメラの断面図も公開されているのですが、中身がみっちりと詰まっていますね。ホントに見事に空きスペースがありません。逆に良くぞこのサイズにこの中身を詰め込んだ、と思わせるぐらいです。

うまいブランディングとプライシング

キヤノンはカメラのブランディングも上手ですね。

型番の番号の枯渇問題もありますが、EOS ? Mark??式のネーミングを使うことにしたおかげで、番号を見るだけでカメラの位置づけがすぐに分かるようになりました。

5Dなら35mmフルサイズのメインストリームとアッパークラス。6Dなら35mmフルサイズのエントリー機、7DならばAPS-Cサイズセンサー搭載機のフラッグシップ、など、名前でのブランディングをしっかりと行なっている印象です。

また、価格の配分もとても上手い感じで、35mmフルサイズ機は、22万円ぐらいからスタートの6D MarkII、今現在35万円~ぐらいの5D MarkIV、50万円程度の5Dsと、上手なポジショニングを行なっています。

また、発売後の実販売価格のコントロールも上手なように思います。

もしかしたら食われるのはEOS 5D MarkIV??

EOS 6D MarkIIはこれだけの中身を実現しつつ、ボディーのみ22万円+αぐらいからのスタートになります。非常にお買い得に感じられる機種だと思います。

解像度面でも2,600万画素あれば、ほとんど全ての用途で全く問題のない仕上がりになるでしょう。

さらにEOS 5D MarkIVとのボディーの差額でいいレンズが1本買えます。分かりやすいところでは、EF24-70mm F4L ISとのレンズキットの価格が33万円程度です。

問題は光学ファインダーの視野率が98%に留まるところですが、その部分に目をつぶれる場合にはEOS 6D MarkIIが食うのは、もしかしたらEOS 5D MarkIVのパイかもしれません。

キヤノンもかなり思い切った機種を出したな、という印象ですね。今後の動きを注目したいです。