富士フイルムからXシリーズのエントリー機X-E3登場

2017年12月2日

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-E3レンズキットブラック X-E3LK-B

富士フイルムは独自の路線でミラーレス一眼を作っています。

「フジノン」ブランドの高性能レンズと、独自のカラーフィルター配列を採用したローパスフィルターレスのイメージセンサーが最大の特徴です。

そんな富士フイルムのミラーレス一眼、エントリー機が更新されました。

小型ながらカメラとしての存在感のしっかりあるX-E3です。

小型ボディーながらEVF搭載

X-E3は富士フイルムのミラーレス一眼のエントリーラインを受け持つ機種です。

どこかクラシックなカメラらしい外観を持つ機種で、とても存在感のあるデザインです。

それ故か実際のサイズよりも大きく見える形をしていますが、実際にはミラーレス一眼のエントリー機らしいコンパクトさが実現されています。

その小型ボディーながら、しっかりとしたEVFを搭載するところに富士フイルムの主張がありそうです。

サイズは121.3mm x 73.9mm x 42.7mm、337gと小型軽量。ですが、浅いながらもしっかりとグリップ部も備えるデザインです。

シャッタースピードを直接設定できるマニュアルダイヤル、露出補正専用のダイヤルを持つところも富士フイルムのXシリーズらしさですね。

電源を切っていても設定値が見えるのはユーザーによってはありがたい仕様になってくれるでしょう。

心臓部となるイメージセンサーには、ネイティブにモアレを減らせる独自配列のカラーフィルターを採用した、X-Trans CMOS IIIセンサーを搭載。画素数は約2,430万画素となります。

映像エンジンも上位機種と同じX-Processor Proを載せており、画質面ではほぼ完全に上位機種と同等のものが実現されました。

キヤノンのミラーレス一眼とも同じ形になりますが、画質ではなくサイズやインタフェースに違いでカメラを選択するタイプの製品ラインになっています。

富士フイルムならではの絵作り

富士フイルムのカメラにはほぼ必ず「フィルムシミュレーションモード」というカラーモードが搭載されます。

富士フイルムの有名なフィルムブランド、プロビアやベルビアなどの銘柄を意識した絵作りが行なわれたモードになっています。

他社のスタンダートとかビビッド、といったカラーモードよりも、フィルム時代からのカメラユーザーには分かりやすい機能かもしれません。

また、ガンマカーブなどの工夫により、見た目上のダイナミックレンジを拡大する機能を継続して搭載するところもシリーズ共通の特徴です。

高感度にも強い

独自センサーの素性が良いのか、映像エンジンのノイズシェイピング能力が高いのか、元々富士フイルムのXシリーズは高感度画質に定評があります。

APS-Cサイズセンサーながら、ISO3200程度までは十分に実用になるレベルのノイズの少なさが実現できています。

気になりやすいカラーノイズがキレイに除去されていて、解像感へのダメージをできるだけ抑えつつ、うまい絵作りをしている感じです。

ただ人によってはノイズリダクションを効かせすぎ、にも見える場合があるようです。

独自の絵作りを求めるユーザーに

富士フイルムのXシリーズはフィルムメーカーらしい絵作りに定評があります。このシリーズでしか作れない画像に惚れ込んだユーザーも多いことでしょう。

まだ、他社に比べるとレンズラインアップは薄いものの、必要なレンジはだいたいカバーされるようになりました。また、これからの新レンズの開発もコンスタントに行なわれていく予定です。

懸案とされてきたAF性能も大きく改善されていて、かなりオールマイティーに多くのジャンルに対応できるカメラに成長しています。