パナソニックもS1R、S1でフルサイズ参戦。マウントはなんとライカLマウント

LUMIX Sシリーズの情報サイト(英語版)

かねてからの噂通りパナソニックも35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼市場に参戦することが正式に発表されました。

最初から高画素機のLUMIX S1Rと中庸画素のスタンダード機LUMIX S1の2機種を投入する力のいれ具合です。

LUMIX G9 proや動画に強いGHシリーズの存在感があるパナソニックですが、実はミラーレス一眼のシェアでは他社に先行を許す少々厳しい展開になっています。そういった現状を打破するための思い切った製品展開に見えます。

このあたり、ニコンのZシリーズの本気度合いにも通じるものがある気がします。

マウントは驚きのライカLマウント

ライカのLマウントとは言っても昔から続くスクリューマウントのほうではありません。ライカが35mmフルサイズのミラーレス一眼SLシリーズで使っている最新のマウント規格です。

内径は51.6mmと大口径で完全電子制御な、完全に「今風」のミラーレス一眼用マウントになります。

これをライカ、パナソニック、シグマで共用するアライアンスを作り、Lマウントで互換性のあるカメラ、レンズを開発していく形になります。

つまりパナソニックのLUMIX S1RとS1は、発売当初からライカSLシリーズのレンズ資産があるところからのスタートが出来る訳です。さらにシグマが新レンズを開発することで、他社の35mmフルサイズミラーレス一眼よりも有利な立場で戦える可能性があります。

スペック

LUMIX S1Rは高解像度モデルで使われるイメージセンサーは約4,700万画素のものです。S1のほうは中庸画素・高感度機との位置づけのようで、センサーの画素数は約2,400万画素の一般的と言える解像度のセンサーを使います。

映像エンジンは新世代のヴィーナスエンジンとなる模様です。

動画に強いパナソニックらしく4k 60pの動画記録に当然対応。プロの映像作家の利用を考慮した画質・性能を持たせてくるようです。

手ぶれ補正機能はレンズ側の光学式とボディー側の手ぶれ補正機能が協調動作するDual I.S.を搭載。ストレージは高速なXQDカードと入手性が高いSDカードのダブルスロットになります。

ローンチ用レンズは3本

パナソニックのフルサイズミラーレス一眼のスタート時に用意されるレンズは3本で、標準レンズの50mm F1.4、スタンダードズームの24-105mm、望遠ズームの70-200mmです。

発売時から一通り完結可能なシステムになるところがほぼ同じタイミングで35mmフルサイズのミラーレス一眼市場に参戦するキヤノンやニコンとの違いでしょうか。

キヤノン、ニコンとは違い、自社ブランドのレンズ資産の流用が効かないパナソニックならではの展開と言えるかもしれません。ライカSL用のレンズがあるとは言え価格レンジが全く異なるメーカーですので、気軽に手を出せるレンズではありませんから。

パナソニックライカレンズはどうなる?

本家ライカと同じマウントを使うようになることで、ちょっと気になるのはパナソニック製ライカレンズがどうなるかです。

ライカに設計などを行なってもらったレンズをパナソニックが生産してライカブランドを冠し販売等を行なっていますが、Lマウント向けのレンズに関してこの辺りがどうなるのか少し気になります。

また、ライカのレンズとシグマやパナソニックのレンズは価格レンジが完全に異なります。例えばシグマのArtラインの高性能レンズでも生粋のライカユーザーから見ればエントリークラスのレンズにしか見えないかもしれません。

そういったレンズのポジショニングがどうなるのか、そのあたりもちょっと気になるアライアンスになりそうですね。

そこを上手く摺り合わせられるかがこのアライアンス成功の鍵かもしれません。