パナソニックのフルサイズミラーレスLUMIX S1シリーズ国内正式発表

既に発表が行なわれていたパナソニックの35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼のLUMIX S1LUMIX S1Rが、いよいよ国内でも正式にお披露目となりました。

正式に価格や発売日も発表されています。

実機が手に取れるようになると更なる情報がいろいろと見えてくることもあります。LUMIX Sシリーズが対象としていそうなユーザー層もその一つです。

そのあたりも含め改めてLUMIX S1シリーズの内容を確認します。

LUMIX S1R

まずは上位機種となる高画素機、LUMIX S1Rです。

この機種の大きなウリの一つになるであろう高画素のイメージセンサーは、有効4,730万画素のCMOSセンサーを搭載しています。ニコンなどが採用するソニー系のCMOSセンサーとは画素数が異なり、メーカーは不明ながら新しいイメージセンサーの可能性もありそうです。

ISO感度の方は常用感度がISO100-25600。拡張設定を行うとISO50-51200が使用可能になります。

連写速度はAF追従で毎秒最大6コマ、AF固定だと9コマです。

シャッター速度はシンクロ速度が1/320秒と幕速の速いユニットを使っているようです。1/8000秒~60秒までカバーします。

背面の液晶モニターは3.2型で約210万画素と高解像度。3軸のチルト機能を備えていて、縦位置でもローアングル撮影が楽に行えます。

EVFは採用例がまだ少ない約576万画素の非常に解像度が高いパネルを使っています。倍率も0.78倍と高く、遅延も非常に小さなものに仕上がっています。

連写可能な枚数はRAWモードの記録で40枚以上、JPEGでは50枚以上まで対応します。

イメージセンサーシフト式の手ぶれ補正機能を搭載していて、光学式の手ぶれ補正機能を持つレンズと協調動作してより高い補正能力を実現するDual I.S.2が使えます。

G9 proにも搭載されているハイレゾモードを搭載していて、S1Rでは出力画素数がなんと1億8,700万画素に達します。

AFに関してはパナソニックは今でもまだ位相差画素センサーを使わず、自社のコントラストAFと空間認識テクノロジーの技術にこだわっています。

LUMIX S1

LUMIX S1のほうは中庸解像度のメインストリーム機となります。

有効画素数は2,420万画素。中庸解像度の分、高感度特性は高く、通常の設定でISO100-51200が使え、拡張設定を行えばISO50-204800まで範囲が広がります。

XQDカードを使えばRAWモードでも90枚以上の連写が可能です。JPEGだと恐らく無限連写になります。

大きく重いボディ

レンズ交換式のカメラにおいてボディが重いことは欠点だけではありません。

しっかりしたグリップは大きなレンズを付けたときなどにホールディングを安定させますし、カメラが重いことは慣性により自然と手ぶれをしにくくする効果があります。

LUMIX S1シリーズはミラーレス一眼としては異例に大きく重いボディで、バッテリーと記録メディアを含めた重さは1kgを超えます。一眼レフではEOS 5D MarkIVより重くペンタックスのK-1と同レベルの重量です。

ミラーボックスこそありませんが本体の厚みも結構あり、人によってはこのカメラをミラーレス一眼とは思わないかもしれません。

機能や性能、しっかりホールドして構えることを考えたグリップ、1ボタンに出来るだけ1操作だけを割り当てるようにした操作系など、どちらかというと映像系のプロが使用することを重視したカメラになっているように思います。

価格も他社製品より上の水準になっていて、さまざまな面で独自路線を行く雰囲気を感じるカメラです。

デザインの方は完璧な直線基調でかなり意識的にエッジを利かせた形です。レトロな雰囲気はありませんが、今では逆に非常に個性的に見えるルックスですね。

そちらの面でも我が道を行くカメラと言えるかもしれません。