ライブビューが強化された2019年モデル、EOS Kiss X10登場

デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10ブラック(W)

キヤノンがEOS Rシリーズをリリースした当初は噂レベルのお話ではありますが、キヤノンは2019年中には1台も一眼レフをリリースしない、なんてかなり極端なお話を流すサイトもあったりしました。

ですが、まずはEOS Kissの年次更新モデルがしっかりと登場しましたね。

より小型軽量なモデルの方の「i」が付かない方、小型軽量なEOS Kiss X9の後継モデルとなるEOS Kiss X10です。

今のところは少しボディが大きく一眼レフとしての機能が高めになるEOS Kiss X9iの後継機のお話は出ていません。そちらを狙っているユーザーはもう少し様子を見た方がいいかもしれませんね。

とりあえず今回は2019年版EOS Kiss、EOS Kiss X10の内容を見てみましょう。

ライブビューを重点的に強化

EOS Kiss X9からX10への改良では、主にライブビュー機能が重点的に強化されています。

映像エンジンがEOS Rなどと同等のDIGIC 8にアップグレードされたのに合わせ、ライブビューでのオートフォーカスの自由度が大幅に強化されました。

対応レンズを使っていれば、画面の縦100%、横方向にも約88%のエリアでAFが可能になります。EOS Rシリーズ同様AFフレーム数という概念が意味をなくすレベルの、非常に自由度の高いオートフォーカスのポジション選択を可能にしました。

AFポイントのマニュアル選択は最大3,975ものポジションが選べるようになり、ほぼ無段階と言えるぐらいの微調整が行えます。

これを支えるもう一つの技術、イメージセンサーはキヤノン独自のデュアルピクセルCMOSが使われています。

基本性能も強化

映像エンジンがDIGIC 8になったことで利用可能なISO感度の範囲も広がりました。通常設定でISO25600、拡張では51200まで利用可能になっています。

ライブビュー時には最高-4EVの暗さでもAFが動作します。

一眼レフ機能はEOS Kiss X9からのキャリーオーバー

EOS Kiss X10の一眼レフ機能部分はほぼEOS Kiss X9からのキャリーオーバーになるようです。

ボディのデザインもほぼ同一でサイズも同じ。ただし重量がわずかに軽くなっています。

光学ファインダーはペンタミラー式で視野率約95%。倍率はペンタミラー式としては高めの0.87倍を実現しています。

背面液晶は小型ボディながらバリアングル式のものとなっていて、液晶パネルは3型で約104万画素のものを使っています。

一眼レフスタイルで使用する場合のオートフォーカスの測距ポイントは9点で、この部分はEOS Kiss X9iよりもスペックが劣ります。

イメージセンサーの有効画素数は約2,410万画素でこちらは従来機種とほぼ一緒です。

EOS Kissシリーズは本体の小型化と合わせるように内蔵バッテリーは容量の少ない小さなものを採用していますが、一眼レフのスタイルで利用していればその小さなバッテリーでも最大1,500枚以上の撮影が可能なところが強みですね。

ここはミラーレス一眼では実現がとても難しい性能です。

レンズ交換式カメラ市場では既にミラーレス一眼が主役になっていますが、そんな中でも一眼レフのEOS Kissシリーズの新機種を早々に出してきたあたりにキヤノンの意地みたいなものも感じます。