カタクリ見頃に

著者の住む町にも結構大きなカタクリの群生地があります。

10年ほど前は時期になっても数株程度が花を付けるぐらいの場所に過ぎなかったのですが、ここ5年ほどでしょうか、カタクリが一気に増殖していました。

途中の増えていく過程を知らないので、なんとなく気になって花の時期に再度訪れてみたらすごい群落になっていてびっくりした、というのが正直なところです。

ここまで見事な群生地に育っているのに気づいたのは3年前ぐらいでしょうか。ほぼ人の手が入らない場所ですので、ほとんど完全に自然の姿です。

そしてそのカタクリ群生地、今年も見頃を迎えて見事な「お花畑」の景色になっています。

ロケーション

場所は北海道のかなり北。道北の中心都市の旭川から稚内に向かう国道の40号線を80kmほど北上したところにある町、名寄市の市街地から西にある砺波地区の丘です。

かつては「延齢の森」として整備されていた場所ですがすっかり忘れ去られたように人の手が入らなくなり、東小屋なども傷み放題で崩壊しつつあるような所です。

遊歩道も秋の落葉がそのまま降り積もるような形で、カタクリが遊歩道側にどんどんと生息範囲を拡大し続けている感じです。このまま増えると、いずれ人の歩ける場所がなくなってしまいそうな雰囲気すらありますね。

大増殖

冒頭でも書きましたが、10年ほど前にこの丘のこの場所にはほとんどカタクリはありませんでした。

それ以前、著者が子どもの頃、まだ遊歩道や東小屋の施設がしっかりしていた頃も、カタクリが繁茂していた記憶はありません。

本当にカタクリが大量に咲くようになったのはここ最近のお話ではないかと思います。

一応何年か前に森の下枝は刈られた雰囲気がありますが、毎年下草刈りなどに人の手が入っている訳ではありません。

このためかなり自然そのままの状態に近い中でカタクリが数を増やしてきたようです。

1ヘクタールまではいかないと思いますが、かなり広い斜面にカタクリがびっしりと咲き乱れる、というのがぴったりの状況になっています。

春一番に咲くから

この時期、北海道はまだその他の植物がほとんど芽を出していない季節です。

このためカタクリには競争相手がいません。元来あまり強い植物ではないのかもしれませんね。

エゾエンゴサクや福寿草などと同じように、競争相手のいない春の一番早い時期に一気に花を付けて数を増やすのがこの花の生存戦略なのでしょう。

他の草花の色のない中、カタクリの赤紫だけが山の斜面を彩る様はなかなかに見事です。

旭川の男山公園のカタクリもギリギリ?

旭川の男山自然公園には恐らく日本最大級となるカタクリの群生地があります。あちらは毎年だいたいうちの町のカタクリよりも数日早いぐらいで見頃を迎えます。

今年の北海道は春の訪れが早かったため、GW前半でギリギリカタクリに間に合ったかどうか、ぐらいかもしれません。

カタクリの花の見頃の期間は非常に短いので、これから狙ってみる方は出来るだけお早めにどうぞ。