ラベンダーがそろそろ見頃ですよ

ふと気づいたら早いものでうちの町ではもうラベンダーが見頃を迎えていました。

咲く時期としては原種に近い種類のようで、うちの町で植えられているラベンダーの多くは7月上旬に見頃になります。

元々はラベンダーというとこの時期だけだった気がするのですが(20年前とか)、今は品種改良がすごく進んだようで複数の種類でかなり長い期間ラベンダーのあの深い紫を楽しむことが出来るようになっています。

だいたい7月の頭から8月中旬ぐらいまではいずれかの種類が見頃になる感じですね。

ラベンダーの深い紫はつぼみの色

恐らく多くの方がイメージするであろうラベンダーの深い紫色、アレは実はつぼみの方の色ですね。ほとんどの花と同じく、ラベンダーも花が開くと色が明るい紫になります。

つぼみの深い紫と比べるとかなり明るいパステル調の雰囲気に。

花が開いてもつぼみの外側部分やまだ開花していないつぼみはある程度残りますので、開花し始めても完全にパステルっぽい紫の色合いに変化するわけではありません。

ですが、イメージに近い深い紫のラベンダーを狙うならば、開花が予想されるタイミングよりも少しだけ早めに撮影に出向くのがいいと思います。

温かくなると一度開花が始まった後は一気ですから、タイミングは逃しませんよう。

ちなみにうちの町では開花し始めてから2日でほとんど満開に近い状態になってしまいました。

ラベンダーの蜜や花粉は虫が好む??

撮影しているとすぐに気づくと思うのですが、ラベンダーの花には蜜を吸う虫がすごく集まります。今回撮影に行った場所でもマルハナバチと思われる蜂がすごい数集まっていました。

晴れの日だと蝶も結構集まります。

これらを絡めて写真を狙うのは定番中の定番ですが、ラベンダーの花一つ一つも虫もとても小さな被写体ですから、アップで狙うにはマクロレンズが必須です。

マクロレンズなどでアップの撮影を行なうと被写界深度はものすごく浅いので、その中に花の中を飛び交う虫を納めるのは至難の業。花が小さいせいか、蜂たちはすごく忙しそうに花から花へ飛び交いますからね。

場合によってはスポーツ撮影のごとく、コンティニュアスAF、連写を駆使した方がいいかもしれません。

シャッタースピードはかなり速めに

蜂だと本当に動きが素早いですね。1/400秒のシャッターでは身体の部分すら止めることが出来ませんでした。

虫をきちんと止めようと思ったら晴れの日でもISO感度を上げて、かなりの高速シャッターを切る必要がありそうです。

もしも飛んでいる蜂の羽根まで止めようと思ったら1/2000秒の高速シャッターでもまだ足りないかもしれません。被写界深度を稼ぐためにある程度絞り込みたいですし、なかなか難易度は高い写真になりますね。

それだけに挑み甲斐があって、満足のいく一枚をものに出来たときの達成感も大きいでしょう。

北海道は6月中旬ぐらいから7月上旬ぐらい、本州が梅雨に入った頃が一番いい季節かもしれません。ラベンダーなどの観光・撮影もねらっての北海道旅行も是非。