宗谷本線の観光列車「風っこそうや」旭川・音威子府間運行開始

本業の鉄道業で苦しむJR北海道の中でもその旅客密度の低さで運営の継続性が危ぶまれている宗谷本線、そこで今年の夏からJR北海道が観光列車の運行を始めました。

JR東日本から車両を借りることでも話題となった「風っこそうや」です。

大きな開放型の窓をもったトロッコ風列車のディーゼルカー2両で、これの前後にJR北海道所有の観光列車に改装したディーゼルカーを連結。計4両編成でのんびりゆっくり宗谷本線沿いの自然な風景を楽しむ旅になります。

この風っこそうやの旭川・音威子府間の運行が8月17日から開始になりました。

初日は台風から変わった低気圧通過直後

実は8月17日は九州、四国、関西や東海に膨大な雨をもたらした台風10号から変わった温帯低気圧が北海道を通過した直後のタイミングになりました。

今のJR北海道の列車運行はすごく安全係数を大きく取って早め早めに運行を止めてしまうのですが、風っこそうやはちょっと意外な感じもありましたが低気圧通過直後の雨がまだ残る中、予定通りの運行になりました。

気温も低く霧雨も降る中でしたが、窓が開放されている車両にもたくさんの人がいてかなりの盛況な様子でした。

著者の住む町付近では、サンピラーパークのヒマワリ畑のすぐ側を通過します。そこがひとつの見どころになりそうですが、楽しめるのは多分8月17の週末が最後のチャンスでしょう。

ダイヤ

風っこそうやの運行スケジュールはこんな感じです。

行きの3号はこんな感じ。

旭川7:18発
比布7:45着7:53発
塩狩8:11着8:13発
和寒8:25着9:10発
剣淵9:25着9:46発
士別10:00着10:26発
名寄10:58着11:00発
美深11:32着11:40発
音威子府12:26着

帰りの4号はこんなダイヤです。

音威子府 13:00発
美深 13:46着 13:47発
名寄 14:20着 14:43発
士別 15:17着 15:21発
和寒 15:47着 15:55発
塩狩 16:08着 16:10発
比布 6:28着 17:07発
新旭川 17:29着 17:36発
旭川 17:43着

運行は8月17日から9月8日までの土日。

途中の停車駅は行きか帰りかどちらかで基本1度長めの停車時間が取られるようになっています。それぞれ長めの時間がある駅では、列車に合わせていろんな特産物の販売が行なわれます。

例えば名寄駅では、かつて人気だった駅弁の「ニシン・カズノコ弁当」の復刻版の予約販売が行なわれます。作っていたお弁当屋さんが廃業してしまったため、今は幻の駅弁になってしまいました。

あと、若干時間は遅めですが、音威子府駅にちょうどお昼の時間に到着して折り返しの時間がある程度取られているのもうれしいかもしれませんね。

すごく美味しい駅そば、「常磐軒」のお蕎麦が食べられますよ。駅構内にあります。「あの」真っ黒な音威子府そばを使った逸品です。

旭川から音威子府までを往復すると丸々1日つぶれるのんびり旅行になりますが、途中の風景と風を感じながら楽しむのもいいと思います。

より詳細な情報は以下のページからどうぞ。
https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/kazekko-soya/index.html

JR北海道の実験?

JR北海道北海道では他にも観光列車を借りての運行を計画しています。

北海道観光自体は何年も前からとても盛り上がっている目玉商品ですが、JRはその流れを上手く捕まえ切れていない感じはずっとあります。

そういった良くない流れを変えるための実験のひとつが風っこそうやなのかもしれません。

来年以降もこの運行が続くか、運行の頻度を上げられるか。ちょっと気になる列車です。