季節外れのヒマワリ発見

先日平地でも始まった紅葉の様子を見ようと近くの山間まで出かけたときに偶然変なものを発見しました。

それは今まさに見頃の「ヒマワリ畑」。

ヒマワリと言えば真夏、盛夏のイメージしかないと思いますが、実はヒマワリの花って割といろんな季節に咲かせることも出来るんです。

日照時間とか気温とか関係なさそう?

菊は日照時間の変化を見ながら開花する植物だったと思います。春の桜も冬からの積算温度と開花時期の相関性がかなり高いことが知られています。

これに対してヒマワリはどうもそういった季節にまつわるあれこれにはあまり影響を受けない植物のようなのです。

温かい、寒い、雨の多い少ない、日照時間の程度で生育状況に影響が出るのは確実ではあるんですが、基本種を植えてから何日ぐらい、の、その生育時間だけで大体の開花時期が決まってしまうみたいです。

なので種をまく時期を大きく遅らせれば、晩秋に花が見頃を迎えるようにコントロールすることも割と簡単にできるようなんですよね。

今回撮影できたのは10月の頭でバッチリ見頃の向日葵畑ですが、もっと遅い時期に咲いている向日葵畑も見たことがあります。

それなのになぜヒマワリイコール夏、といったイメージになっているのかというと、他の植物と一緒に春に種をまくと、たまたま盛夏を迎える頃に花が見頃を迎えるような生育のスピードになっているだけ、なのかもしれません。

緑肥

北海道の畑などではヒマワリは種からひまわり油を取る目的でも栽培されています。著者の地元の町でも特産品の一つとして試行錯誤が行なわれているようです。

品質が良く身体にも良いタイプの植物油のようなので、最近の健康に良い油のブームに乗っかればブレイクする可能性はあるのかも?

他にもヒマワリがよく使われるのは花が見頃を迎えた頃、畑にすき込んでそのまま肥料にする目的での栽培です。「緑肥」と言われています。

こちらはほとんどの場合、ちょうど花が見頃になった頃に農業用の機械で倒してヒマワリの茎や葉、花を丸ごと土と一緒に耕しますので、見頃の畑に気づいたらすぐに写真の撮影はしてしまった方がいいです。

次の日にはもう土にすき込まれてどこにもヒマワリの黄色は見当たらなくなってしまっているかもしれませんから。

農耕地ですから基本は平らな場所で画面変化は少なくなりますが、北海道などそもそもの畑の面積がとても大きい場所なら緑肥用の向日葵の栽培も結構馬鹿にならない面積になります。

そちらの面での見栄え、写真映えはバッチリですね。

今回撮影できたヒマワリも数haはありそうなかなり大きな一枚の畑でした。

緑肥にはキガラシも

北海道の畑ではヒマワリのほかにキガラシも緑肥に使われることがあります。こちらは菜の花にそっくりな植物で花が咲くと一面真っ黄色な眺めになります。

こちらも開花のタイミングは季節にはあまり影響を受けないようで、割といろいろなタイミングで真っ黄色になった畑を見られます。

どのシーズンでもヒマワリやキガラシが開花している畑を発見できる可能性がありますから、北海道を旅行中、特にクルマで移動するプランを選択した方はちょっとあちこちチェックしてみましょう。

秋まき小麦の収穫(夏)のあと緑肥用の植物が植えられることも考えられるので、10月は割と狙い目な季節かもしれません。