今年も白鳥がやって来ました

北海道は白鳥が渡りをするときの通過地点で夏にも冬にも白鳥たちが留まっていることはありません。そのかわり渡りの途中の中継点になる箇所がたくさんあって、春と秋には収穫の終わった田んぼで稲の根っこ(?)を掘り出してついばんでいる様子があちこちで見られます。

うちの町の周辺にもこの時期と秋の稲の収穫が終わったタイミングで結構な数の白鳥がやって来ます。

著者が住む町周辺ですと、かつては暴れ川だった天塩川が残した三日月湖がかなりたくさんありますので、そこの穏やかな水面をねぐらにしてそれぞれの個体は1週間程度でしょうか、羽を休めて英気を養っているようです。

乾ききっていない田んぼがターゲット

やって来る白鳥たちが餌を採っているのは雪が溶けてまだぬかるんでいる田んぼです。去年育てた稲の根などを掘り出して食べているように見えます。

雪に埋もれた状態だと当然そういったものを掘り出せませんし、完全に乾燥して土がある程度固まってしまうとやはり無理。

と言うことで結構タイミングはシビアな感じですね。北海道の春は季節が変わっていくのはものすごく早いので、残雪はあっという間に消えて畑や田んぼも乾燥してしまいますから。

そのかわりといいますか田植えの準備を急ぐために「融雪剤」をまいた田んぼ、使わなかった場所など、色々な条件で田んぼによって雪解けのスピードにかなりのばらつきがあります。そういったものの影響で結果的には1ヶ月近くは白鳥が餌を探す期間がある感じではあります。

撮影時は500羽程度?

今回使っている写真を撮影したときには、撮影地点周辺、車で10分程度の範囲でしょうか。その中に最低でも500羽程度は白鳥がいました。

順次入れ替わりながら羽を休めていますので、あるタイミングで見られる白鳥の数は大体一定になるのではないかと思います。以前よりは数が減っていますが、それでもある程度の数を見て撮影することは十分可能です。

撮影は車の中からの方がベター

今、日本では白鳥にいたずらをする人はほぼいないはずですから、白鳥たちはある程度人間には慣れています。

でもやっぱり車から出て全身を白鳥にさらす形になると、ゆっくりゆっくり歩いて距離を取られます。400mmクラスの超望遠レンズがあってもちょっと厳しい距離まで逃げてしまいますね。

飛び立って慌てて逃げたりはしないのですが。

ですが意外にも車の姿だけだと白鳥はほとんど反応しません。ですので出来るだけ良い条件で撮影したいと思ったら車を止めて窓を開け、そこから白鳥を狙うのが効果的でした。

「白鳥の宿」はいまやオナガガモの宿

隣町の天塩川の三日月湖には「白鳥の宿」と名前が付けられて、国道40号沿いには大きな看板も立てられています。

ですが今その三日月湖に大挙してやってくるのはむしろオナガガモ。万単位のかなりすごい数がものすごい密度で三日月湖で羽を休めています。

一斉に飛び立つとヒッチコック監督のパニック映画を思い出しそうなレベルの鳥たちによる「雲」が出来上がるぐらいの数です。多分、うちの町と隣町の人口あわせたよりも多い数が集まってるかもしれません。

大量に集まったカモを狙って時々オジロワシもやって来ます。こちらを狙ってみるのもありではないかと思います。オジロワシやオオワシも比較的人間を恐れていませんので、そこそこの望遠レンズで絵になる低空、人間の近くを飛んでくれることもあります。

飛来の兆しはカモが一斉に飛び立つ様子を一つのヒントにするといいでしょう。

今回撮影に行ったときには大型の猛禽はいませんでしたが、鳶がすごく低空でホバリングしていました。小さくても猛禽は猛禽。アップで見るとすごくカッコイイですね。