冬の東恵橋で狙う列車と猛禽

今年も冬がやってきてあの撮影ポイントの良さが一番光る季節になりました。昼間に定期運行する貴重なラッセル車の撮影の名所でもある東恵橋です。

夏には線路脇の雑草がかなり伸び放題の状態になって列車の足回りにかぶるケースが多くなり、撮影のポジションがかなり限定されます。

ですが、積雪が増えて本格的な冬に入ると雪に潰されたりして、写真を撮る上では邪魔な要素が大幅に減ります。撮影がかなり楽になり、スッキリした画面構成の写真が狙えるようになります。

今シーズンはここまでに運良くラッセル車が走る時間帯にいい感じの雪が残っているタイミングを何度か捕まえられました。そういったときの写真をいくつかご紹介しましょう。

爆雪

ラッセル車を撮る人の中ではこの表現が使われることがあるみたいですね、「爆雪」。

ラッセル車が見事な量の雪を跳ね飛ばしながら走行できる雪の条件を指しているようです。今シーズンはここまでに何回かそういったシーンを捕まえることが出来ました。

実際、著者の住む町ではこちら基準で大雪と言えるレベルの降り方はまだ一度もしていないのです。が、日中にも適度に雪が降って前の列車通過後の線路にも雪が少し積もったりして、非常に見栄えのする条件を捕まえられた日があったのです。

著者が撮影に行った中で最もすごい雪のはね方をしていたのは12月15日ではないかと思います。

まだ固まっていない軽い雪でしたから、こんな絵柄になりました。

機関車と後ろの反対向きのラッセル部分が雪煙に消えかけています。

複線用ラッセル車もやってくる

今年はラッセル車運行のローテーションに変更がありました。宗谷本線は基本すべて単線区間となっているのですが、そこに今までは石北本線で運用されていたはずの「複線用ラッセル車」の編成もやってくるようになったのです。

従来の線路の左右に雪を避けるラッセル車も2編成あったと思います。また複線用ラッセル車も最低2編成が投入されています。

さらに複線用ラッセル車のうち1編成の機関車には、夏の間、美瑛・富良野方面で観光列車として運行されているトロッコ列車を牽引する機関車が使われているのです。

レインボーカラーに塗られた機関車はなかなかに見栄えがします。

ただし列車進行方向に対して左側から撮影すると、ラッセルが雪を跳ね飛ばしている状態では雪煙でせっかくの機関車が見えなくなってしまいます。

撮影ポジションはよく考えた方がいいでしょう。

雪煙の舞い上がり具合はどうも複線用ラッセル車の方が派手な気もします。ですので、機関車の色を見せる撮り方をするときにはちょっと工夫が必要になりそうです。

あえて雪が降っていない日を使う手もあるかもしれません。

ラッセル車自体にトラブルがなければ3日、または4日ローテで順番に回ってくるはずです。

ツイッターのハッシュタグ、「宗谷ラッセル」で情報が得られるケースもあります。

今年も来ている大型猛禽

東恵橋周辺の森の中にはこの季節になると大型猛禽のオオワシ、オジロワシ、イヌワシあたりが渡ってくるようになりました。今シーズンも何羽かがやって来てくれています。

著者はイヌワシ、オジロワシ、オオワシを確認しました。

今はこれらの猛禽は保護されていますから比較的人間に対する警戒心が薄いようです。時々びっくりするぐらい低い場所を飛んでくれます。目指す列車が来るのを待つ時間、ちょっと空を見上げてみるのも楽しいですよ。